【ふわもこな毛並みに】ポメラニアンの被毛のお手入れと自宅でのトリミング
基本的にトリミングが必要ないといわれるポメラニアンですが、健康や安全のためにはカットしておきたい部分があります。ポメラニアンの基本的なお手入れとともに、自宅でできるトリミングの方法をご紹介します。
ポメラニアンの基本的なお手入れは
犬を飼い始めたらやらなくてはいけないお手入れがあります。歯磨きは毎日しなくてはならず、耳掃除や爪切りも大切なケアです。そのなかで、ブラッシングはポメラニアンの見た目のかわいらしさを保つだけではなく、ケガや皮膚病の有無をチェックし、血行を促進する大切なケア。コミュニケーションのためにも毎日行いましょう。
ポメラニアンは毛並みにボリュームがあるので、スリッカーブラシかピンブラシ、その他にコームを用意しましょう。絡まっているところをスリッカーブラシかピンブラシでほぐし、全身をブラッシングしてからコームで整えます。
犬のブラッシング用のスプレーやローションを使いながら行うと、被毛のつやがよくなり、ブラシのとおりもいいですよ。ポメラニアンのよく動く箇所、こすれ合う箇所は毛玉ができやすいので、わきの下や内もも、首、耳の後ろなどは念入りにチェックしましょう。
普段からポメラニアンは抜け毛が多めの犬ですが、春と秋は1カ月くらい抜け毛がさらに増える換毛期があります。抜けた毛を取り去らずに放置すると湿気や熱気がこもって不調につながるため、換毛期は特にしっかりブラッシングしてください。
自宅でできるポメラニアンのトリミング
柴犬カットやタヌキカット、チャウチャウカットなどさまざまなトリミングスタイルのあるポメラニアンですが、基本的にはトリミングが不要な犬種です。被毛は気温によって毛が生え変わるダブルコートのため、毛が伸び続ず、一度短くすると生えそろうまでに時間がかかってしまいます。トリミングする場合はそういった問題点も考慮してから行いましょう。
しかし、そんなポメラニアンもカットしたほうがいい場所があります。部分的なカットの場合は、犬とのコミュニケーションや節約のためにも飼い主自身が行うのがおすすめです。
「トリミングの技術がない」「道具がない」と不安に思う人もいるかもしれませんが、部分的なカットであれば、技術も道具も特別なものは必要ありませんよ。
カットするのはどこ? 用意する道具は?
ポメラニアンで最低限のカットをしておきたいのは足の裏とお尻です。そのほか耳の中やおなかなども場合によってはトリミングが必要でしょう。足の裏のカットは滑って関節に負担がかかったり転倒したりするのを防ぐため、お尻は排泄物が付着して不潔になるのを防ぐためです。
耳はけが生えていると通気性が悪くなりがちですが、ポメラニアンは立ち耳のため、そう神経質になることはないでしょう。おなかも排泄物の付着を防ぐためにカットする場合がありますが、ポメラニアンはおなかの毛があまり多くないので、必ずしもする必要はありません。
ポメラニアンのトリミングに必要なのは、ブラシとハサミ、バリカンです。バリカンはなくても大丈夫ですが、いつ動くかわからない犬に対し、ハサミを使うのはちょっと不安ではないでしょうか。バリカンをメインで使い、仕上げやちょっとした調整にハサミを使うのがおすすめです。
ブラシは普段のお手入れで使っているものでいいでしょう。
切った毛が散らからないように敷くビニールシートもあると便利ですよ。
まとめ
豊富な毛並みが魅力のポメラニアンは、毎日のお手入れや定期的なカットが欠かせない犬種です。ポメラニアンのかわいらしさを引き出し、健康と安全を守るためにも、しっかりお手入れしましょう。その他の記事
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