ポメラニアンを飼うときの注意点と留守番トレーニング
ペットショップでも常に人気上位のポメラニアン。小型犬で飼いやすそうですが、実際に飼うときははどんなことに注意が必要なのでしょうか?今回はポメラニアンを飼う前に知っておきたいことと、上手に留守番させるトレーニングについてご紹介します。
性格や体格的にも室内飼いしやすいポメラニアン
ポメラニアンは小型犬なので、それほど運動量は必要ありません。1日2回、10~15分程度の散歩で十分です。人間が大好きで飼い主と一緒にいることを好むため、室内飼いが適しています。
社交的な性格なので、多頭飼いも問題ありません。先住犬とも仲よくできるでしょう。
ポメラニアンを室内飼いする時の注意点
ポメラニアンを迎える際には以下のことに注意しましょう。まず第一に、抜け毛の多さ。
ブラッシングは毎日行いましょう。特に春と秋の換毛期の掃除は大変です。抱っこすると服が毛だらけになることもあるので、神経質な人には向いていないかもしれません。
第二に、けがのしやすさ。ポメラニアンは骨が細いのにとても活発なので、骨折しやすい傾向があります。また、小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」というひざの骨が外れる病気にもなりやすいです。
高いところには登れないよう柵を設け、フローリングには滑って転ばないようマットを敷いてください。ジャンプはなるべくしないようしつけましょう。
留守番時は無駄吠えに注意
甘えん坊のポメラニアンには、分離不安症になる心配が。留守番中の寂しさや不安から、飼い主が戻ってくるまで吠え続けるなどの問題行動を起こし、ご近所トラブルの原因になってしまいます。留守番トレーニング
ステップ(1)普段からケージやサークルの中でおやつをあげたり一匹で寝かせたりして、ケージやサークルの中が居心地の良い、安心できる場所だと覚えさせましょう。
窮屈でかわいそうだという人もいますが、本来犬が好むのは狭くて暗い場所。家全体が縄張りになってしまうと、守るべき範囲が広すぎて逆にストレスがかかってしまいます。
ステップ(2)
まずは短時間一匹で過ごすことに慣れさせましょう。誤飲の心配のないおもちゃや犬用ガムなどと一緒にケージやサークルに愛犬を入れます。出かける準備をしたら、なでたり声をかけたりせずに部屋を出てください。最初は10秒程度で戻りましょう。
ステップ(3)
少しずつ部屋を離れる時間を長くしていきます。部屋に戻るときに大切なのは、決して吠えているときに戻らないこと。「吠えたから戻ってきた!」と覚えさせてしまうと逆効果。また、戻ってきたときもうれしくて吠えている間は褒めないでください。おとなしくなるのを待って褒めましょう。