ブリーダー歴6年の中村ブリーダー。ポメラニアンやチワワなど、小型犬を中心に扱い、チャンピオン犬も数多く輩出しています。モットーは愛情たっぷりに犬と接すること。いつも犬のことを第一に考えて飼育しています。

事務局　ブリーダーを始めてどのくらいになりますか?
中村ブリーダー　6年目になります。うちは家族みんなが犬好きで、私は小学生の時からたくさんの犬に囲まれて生活していました。いつも犬に囲まれていたいと思ってブリーダーになったんです。

事務局　どんな犬種を扱っていますか?
中村ブリーダー　はじめはいろいろな犬種を扱っていましたが、今は小型犬中心です。ポメラニアンやヨーキー、チワワなどを繁殖させています。

事務局　ショーを始めたきっかけを教えてください。
中村ブリーダー　同じ苦労をするなら、しっかりしたいい犬を育てて、安くお渡ししたいと思い、ショーを始めました。私は、子犬の時にハンドラーさんに預けて訓練してもらっています。ポメラニアン8頭をはじめ、ヨーキーやチワワ、マルチーズなどのチャンピオン犬を出しました。ショーに行くと、犬もこんなに頑張ってくれるんだと涙が出ます。本当に一生懸命競技するんですよ。犬の歩き方や表情もいつもよりピシッとしてるんです。

事務局　チャンピオン犬は繁殖にも向いているものですか?
中村ブリーダー　そうですね。チャンピオン犬は顔がかわいいのはもちろん、頭が良く、体も健康です。生まれてくる子もやっぱりいい犬になることが多いですね。

事務局　繁殖させるにあたり、気にしていることはなんですか?
中村ブリーダー　やはり健康が一番ですね。赤ちゃん犬はお母さん犬のおなかにいる時から大切に育てないといけません。お母さん犬にいいエサを食べさせて、きちんと運動させて、生まれる前から愛情をかけて育てています。サイズが大きくなるからと、あまり親のおっぱいを飲ませないブリーダーさんもいますが、私はしっかり飲ませるべきだと思いますね。お母さん犬のおっぱいには栄養がたくさん詰まっていますから。子犬のゲージは、大きめのものを用意しています。赤ちゃんの時からゲージの中にトイレスペースを設けてあげると、飼い主さんに渡す前にトイレのしつけができあがるんですよ。

事務局　まさに、手塩にかけて育てていますね。
中村ブリーダー　そうですね。犬を心から愛して飼育しています。私には子供がいるのですが、ママはいつも犬が先だね、と言われるんですよ。犬は人間の言葉をしゃべれるわけではないでしょう。犬の表情や目の動きで、何がしたいか、何を言いたいか汲み取ってあげないといけないですよね。しつけだって、愛情をもってしつければ、ちゃんと覚えてくれるしいい子になるんです。人間と犬の間をつなぐのは愛情です。ショーに出す犬も、繁殖に使う犬も、お客さまにお渡しする犬も、分け隔てなく大事に育てています。

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